気になるプロフ

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浅倉洋介の経歴|今までの出演作品を調査

浅倉洋介さんは、今までさまざまな舞台に出演されてきました。その演技は、とても魅力があり目を惹かれます。ここでは、浅倉洋介さんについて調べてみました。

浅倉洋介さんってどんな人?

名前 浅倉 洋介
生年月日 1978年7月17日
出身地 兵庫県
所属 流山児★事務所、風琴工房(現:serial number)を経てフリー

浅倉洋介さんが所属していた劇団について

流山児★事務所

流山児★事務所は1970年に流山児祥により設立された劇団で、小劇場演劇の先駆者として、プロデュース公演や人材育成に注力しています。国際演劇交流を進め、ジャンルに縛られず、国内外で活動しており、1991年に「有限会社流山児オフィス」に名称を変更したが、公演時は旧名を使用していました。

新しい演技の形成と新たな役者の出会いを重視し、1996年からは新宿のSpace早稲田という自前の劇場で若手育成に専念。2011年からは若手劇団のための演劇祭も主催しています。さらに、地域住民向けの演劇ワークショップや高齢者向けの劇団「パラダイス一座」も開始して、公共の芸術活動を推進している。

風琴工房

風琴工房の作品は、セクシャリティ、老人問題、少年犯罪、終末医療などの多様なテーマを取り上げ、現代の問題意識を反映しています。マイノリティを中心に据え、流行に流されない独自の硬質な演劇を作り上げてきたことで注目されています。その演技はハードな訓練に基づき、一流のスタッフによる高度な技術と組み合わせ、妥協のない素晴らしい空間構成が特徴です。

浅倉洋介さんの主な出演作品

ミナモザ『Ten Commandments』

概要

私と原子力、その近さと遠さについて
想像してみる。今、原子力の勉強をする彼らを。
想像してみる。かつて、原子力の研究をしていた彼らを。
2011年の福島第一原発事故以降、原子力の道を選んだ大学院生たち。
彼らは今、何を求め、何を求められているのか。
俳優は原子力学科の学生を演じ、さらに過去の科学者を演じ、遠くにあると思われたものを想像します。
私たちは、自分たちの手に未来を取り戻すために、この対話の演劇を始めます。

温泉ドラゴン『悼、灯、斉藤』

あらすじ

母の急死によって実家に集まった40代前半の斉藤家の三兄弟。仲が悪い。悲嘆に暮れる暇もなく葬儀や墓の手続きを進める中で、父も兄弟もそれぞれお金がないことが明かされ、葬儀代とお墓代をどうするかでもめる。また、葬儀の担当者が気に入らなかったり、墓問題がこじれたり、役所の手続き、カードの解約など誰がやるか、過去の喧嘩などもぶり返し、兄弟同士で言い争ったりしながら、どうにか分担し母の死後の諸々の手続きを進めていく。

兄弟が喧嘩したりいがみ合う中で、彼らの関係性を繋ぎ止めるのは、常軌を逸した母との思い出だ。

三兄弟とも子供がいない。三男は結婚していない。孫を見せられなかった負い目など、既存の社会的な(未だ蔓延る昭和的な)価値観、理想の家族像に振り回されながらも、それぞれの生き方を肯定し、母の死を弔う。

劇団天動虫『DOLL -後ろむきな人生の前むきな歩き方-』

あらすじ

知らないおじさんに告白してもいないのにふられても、
玄関開けたら突然カラスが飛び込んできても、
満員電車でおならしたのが私だということになっても、
本屋にいたら万引き犯と間違われた上に
身元が保証できないという理由で入国管理局で一週間拘留されても、
何をしたってうまくいかないなら、もう何も望まない。
望んだところで私には何ひとつ良い事も、
楽しい事も起こる事はないんだから・・・
目の前の世界を眺めてそれをうけとめるだけ。
・・・夢をみない女に、夢を諦めた男が、夢をみた。
夢と諦めが交差するこの世界で、
彼と彼女と彼女たちはどんな答えをその手に掴もうとするのだろうか・・・

キコ qui-co.『十二月の蜘蛛と火曜日のオルガン』

あらすじ

12月。栃木県真岡市。鉄道で高校から帰る。

彼女のかじかんだ頬は赤く。濃紺のセーラーについた白いマフラーの毛を払う。寒月の光が川面に揺れる。小さな寺の門をくぐると保育園がある。ローファーの踵が石畳を打つ。旅館に客はおらず、花街のぼんぼりも寂しげに燃える。脱ぎ捨てた靴下に蜘蛛が這う。

それが彼女の最後の日だった。

10年が経った。
ぼくは不倫をしていて、恋人のアパートでクリスマスを過ごしている。安っぽいレモン色のブラジャーを見ている。国道では暴走族がマフラーの咆哮を轟かせている。シーフードドリアが溶岩のように熱かった洋食屋は今年いっぱいで閉店する。雪が降りそうな埃っぽい匂いが網戸から流れ込んできた。

白い呼吸と缶ビール。

ぼくはパジャマのままアパートを後にする。
なにもかもなにもかもクソったれ。なにもかもクソったれだ。
会いたいよ。
一晩中待っています。
目印を伝えておきます。
潰れたスケートリンクの駐車場で鉄パイプを持っているのが俺です。
この街の連中は、みんなほっぺが赤い。それがイライラするんだ馬鹿野郎。
あの頃醒めた目をしながら街を憎んでた少年少女は、誰一人として何者にもなれなかった。
退屈な中年にさえなれなかった。
まだ熱いんだ。熱くて苦しいんだ。だから笑うんだ。笑うから痛むんだ。愛が肺を傷つけるんだ。これが僕達の真冬の火傷なんだ。

さよならばかりの人生に爆音のアクセルコール。
直管マフラーのエギゾーストが俺たちの国歌。
天使になっちまったすべてのヤツらに捧ぐ、ヤンキーと祝福の物語。
年の瀬の忙しい狂騒と祝祭。ギミックなしの青春群像劇。

ミナモザ『WILCO

あらすじ

明日、戦争に行く。

現代。この国で、戦争はやっぱりどこまでいってもフィクションだ。
賛成する奴も反対する奴もみんなふわふわ浮いている。
でも、戦争を放棄しているこの国で生まれた人間の中にも、
戦争に参加する人間はいる。俺がそうだ。
人道支援? 違う。そんなまわりくどい意味の参加じゃない。
ただ、他の国の軍隊に入ればいいんだ。俺は、明日戦争に行く。

殺されるかもしれない、殺すかもしれない場所に引き寄せられる意識。
そこに沈んでいるのは崇高な目的か、過剰な自己実現欲求か、それとも。
「戦争」を「本能」まで引きずり下ろす「物語」。

WILCO(ウィルコ) ◆ Will complyの略。軍事無線用語。「了解、命令を実行します」の意味。

或る夜の出来事ペチュニア・ランデブー』

あらすじ

夜を「くらやみ」という人がいる。
それなら目を閉じたままの自分はいつも夜だ。

セガワは事故で長い昏睡状態にある。

動かない身体から抜け出したハセガワは意識だけの「存在」になった。
生きてもないし死んでもいない。
町の壁や枯れた鉢植えや、道行く人びとの身体さえもすり抜ける。
誰にも見えないし誰にも気付かれない。

そして家族や友達、恋人の見てはいけない秘密を知ってしまった。

もう昔のような間柄には戻れない。
…戻れるのか?
もし戻れたとしても…もし体に後遺症が残っていたら?

ある日同じような「存在」の女性に出会う。
あの花のように笑う彼女に出会ってひさしぶりに笑いかたを取り戻した。

あの花。ペチュニア
花言葉は【あきらめない心】

或る夜の出来事第二回公演はハートフル・ファンタジー
セガワは果たして、元の、自分のカラダに戻れるのか。

 

工場の出口『テロルとそのほか』

あらすじ

舞台は

TPPやら、憲法改正と徴兵制の導入やらの予感を湛え
もしかしたら、
明治維新なみのパラダイムシフトとなるかもしれない
そんな時代の幕開けを
あくまでぬるく無自覚に迎えようとしている
来年からは消費税10%となる東京。

大学のサークルの先輩たちとぼくは、
とある共通の知人が死んだというのでひさしぶりに集まった。
そのひとの死に方はそんなにいい死に方じゃなかった。
できたらそんな死に方はしたくないな、というような死に方だ。
でもひとはときどきそんな風に死ぬ。
なかなか自分の思い通りにはいかない。

その30分前に、
ぼくの先輩のカップルは
待合せした巨大な郊外型スーパーの
フードコートで別れ話をしていた。
でもぼくはそんなことは知らない。


その頃ぼくはべつの先輩を呼び出して、話をしていた。
ぼくの人生の一大決心に関わる相談だ。
先輩は昔からそうだけど、ぼくの話に逐一難癖をつける。


まあそんなこんなで集まって、
ぼくたちはその知人を「偲ぶ会」に向かう。
先輩カップルはそうとう気まずい雰囲気だけど、
それはまあまあいつものことなので気にしない。
埋立地の街。
だけどだれもそのなかのひとりが
ダイナマイトをリュックに入れてるなんて知らない。

 

蜂寅企画『沈黙のしらぬゐ』

あらすじ

『何の不思議ありゃしませんや。此処はあの世とこの世の境。
この水は三途の川へと繋がっているんで御座んすからね。
聴こえますでしょう? ・・・この声が』


 大川をゆく一艘の屋根舟。川施餓鬼、ある女の供養にと、七人の男女が集まった。
一年前の婚礼の夜に、無残な姿で見つかった白無垢の花嫁御寮お吉。
彼女の弔いにと、酒を酌み交わそうとするが・・

そこには、呼ばれざる客―‐人形遣い――が乗っていたのだった。
人形遣いの血の気のない唇は無愛想に歪む。操る人形は可憐に微笑む。

『さあ、仕返しの刻限ですぜ・・お吉さん』

事故で死んだと思われた哀れな花嫁御寮。
しかしその真実はこの大川の川底に深く深く沈められていたのだった。
白無垢を真っ赤に染め上げたは誰か。
高砂を謡うを遮ったのは誰ぞ。

溺れる女、沈む男。
川面に浮かび上がるのは、アヤカシの灯火。


蜂寅企画第六回公演は、幻想怪奇推理時代劇!

どんな満ち足りようと、何処へ行こうと、固く指きりしようとも
・・・陰る闇からは逃れられない。
けれどせずには居られない、この生き血の色が私を狂わす。
あなたが川面に晒されて。
沈みゆくならこの肺すべてくれてやる。

百鬼夜行がゆくは血の川ぞ。